ロンドン(ダウ・ジョーンズ)2日の欧州株式相場は反発。英蘭系ユニリーバやフィンランドのノキアが上昇したほか、クレディ・スイス・グループなど金融大手も好決算を発表したことを受け、買われた。主要指数の終値は、英FTSE100種総合株価指数が49.70ポイント(0.80%)高の6300.30、独DAXは60.20ポイント(0.81%)高の7534.13、仏CAC40種指数は27.77ポイント(0.49%)高の5682.07。
欧州主要企業600社で構成されるダウ・ジョーンズStoxx600指数は2.77ポイント(0.74%)高の376.93となった。
米国株式相場が前日、大幅に上昇したうえ、この日も上げて始まったことも、欧州市場を下支えした。
イングランド銀行と欧州中央銀行(ECB)はそれぞれ金融政策を決める会合を開き、政策金利は予想通り、イングランド銀行は5.75%で、ECBは4.00%でそれぞれ据え置いた。このことは市場に幾らか安心感を与えたものの、金利据え置きは長くは続かないのではないかとみられる。
ECBのトリシェ総裁は会合後の記者会見で、物価上昇リスクについて「強く警戒する」と発言した。この表現は通常、近い将来に利上げがあることの前兆と市場は受け取る。
また総裁は「市場の正常化の過程で相場が変動するなか、投資家も当局も落ち着きを保つ必要がある。ECBは市場の急激な調整を回避するよう、できる限り努力している」と語った。
企業業績関連では、携帯電話機メーカー最大手であるフィンランドのノキアが8.2%高。4-6月期の利益が2倍超と市場予想を上回ったほか、営業利益率は3年ぶりの高水準となった。
英蘭系食品・日用品大手ユニリーバは4.3%高。通期の実質売上高の伸び率が同社の予想レンジ3-5%の上限に達するとの見通しを示した。
金融銘柄では、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルが4.3%高。4-6月期決算が15%増収・33%増益となった。また、現在広がっている信用市場の問題については、「リスクにさらされる資産は極めて限定的」とした。
クレディ・スイス・グループは1.9%高。4-6月期決算が45%増収・48%増益となった。
英バークレイズは1.3%高。上半期決算は、投資銀行部門が好調でクレジットカード部門の減益を相殺し、14%の増益となった。
NYSEユーロネクストは、4-6月期の純利益が2倍超に膨らんだものの、0.7%安。
引用:ダウ・ジョーンズ